
当院では、妊婦健診のスケジュールに沿って丁寧に診察を行い、胎児スクリーニング検査も実施しております。
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にスタッフまでお尋ねください。
規則正しく月経(生理)が毎月来ている人の場合は、1週間から2週間くらい遅れた時に妊娠の検査にお越しください。
妊娠の状態について、尿検査、エコー(超音波検査)などで診察いたします。
妊娠の届出を行う必要があります。以降の対応についてもご説明いたします。
妊娠中を安心して過ごして頂くためのお手伝いをいたします。
そのため、日常生活や健康、栄養などについてアドバイスもいたします。
また、妊娠中は心とからだも変化しますので、ご相談にも応じております。
下記は当院での主な妊婦健診内容です。
健診間隔 | 妊娠週数 | 健診・検査内容 |
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4週間に1回 | 妊娠〜23週 | 初期血液検査(血液型・不規則抗体・B型肝炎・C型肝炎・HIV抗体・梅毒血清反応・風疹抗体・トキソプラズマ抗体・サイトメガロ) 子宮頸がん検査・クラミジア検査・GBS |
※初期検査後、分娩予約についてご案内します。 | ||
2週間に1回 | 24〜34週 | 貧血検査・血糖検査・HTLV-1抗体検査(28週頃) |
貧血検査・GBS(B群溶血性連鎖球菌)検査(34週頃) | ||
– | 25週~30週 | 胎児スクリーニング検査(水曜日) ※任意 |
1週間に1回 | 35週〜 | NST(ノンストレステスト) |
妊娠初期は、血液型、貧血、血糖、不規則抗体、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)、HTLV-1(ALT)、梅毒、風疹抗体の有無など調べます。
妊娠中期・後期は、貧血などを調べます。
妊娠初期・中期・後期のそれぞれ行います。
初期の血液検査の血糖の値が高い場合、妊娠26週くらいにOGTT(糖負荷検査)というさらに詳しい検査をいたします。
妊娠初期は性器クラミジアやカンジダ培養、妊娠後期はGBS(B群溶連菌検査)を検査いたします。
妊娠35週以後より、「赤ちゃんが元気かどうか」の検査を行います。NSTモニターのお部屋で、ソファにかけていただきます。赤ちゃんにストレスをかけずに、赤ちゃんの心拍や動きとお母さんのお腹のはりを、分娩監視装置という器械でグラフ化します。
赤ちゃんは寝たり起きたりを約20分ごとに繰り返しているので、赤ちゃんが元気に動いていることを確認するため、検査時間は20〜30分くらいかかります。
風疹は、風疹ウイルスに感染することで発症します。風疹ウイルスに感染した人の咳や鼻水などを介する飛沫感染です。妊娠初期に風疹にかかると胎児が「先天性風疹症候群」にかかる恐れがあり、お腹の赤ちゃんが影響を受けることがあります。
妊娠時に高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。妊娠前から高血圧を認める場合、もしくは妊娠20週までに高血圧を認める場合を高血圧合併妊娠と呼びます。妊娠20週以降に高血圧のみ発症する場合は妊娠高血圧症、高血圧と蛋白尿を認める場合は妊娠高血圧腎症と分類されます。
2018年からは蛋白尿を認めなくても肝機能障害、腎機能障害、神経障害、血液凝固障害や赤ちゃんの発育が不良になれば、妊娠高血圧腎症に分類されるようになりました。
当院では「4D超音波」検査を行っております。
胎児心拍が確認できましたら、以降の超音波検査の画像データはスマホで閲覧ができます。
当院で安心して安全に分娩していただくためには、ベッド数、スタッフ数などを考慮いたしますと、どうしても分娩件数を制限する必要がございます。そのため、毎月一定の分娩件数(出産予定日)に予約が達してしまった場合は、当院での分娩を締め切らせていただくこととなります。何卒、ご理解とご協力の程、お願い申し上げます。
当院での分娩をご希望される方は、受付窓口にて分娩予約のお申し込みをお願いします。
なるべく妊娠16週までにお願いします。
健やかな赤ちゃんの御誕生にスタッフ全員でお手伝いをさせていただきたいと思います。
なお、お支払いにつきましては「出産一時金の直接支払制度」をご利用されることをお勧めします。
ご退院時に入院費から一時金を差し引いた金額をお支払い頂く形になり、まとまった出産費用をご用意頂く必要がなくなりますのでご活用ください。
利用に関しましては手続きを行う必要がございますのでまずはご相談ください。
正常分娩(5泊6日)の場合 | 約600,000円 |
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予定帝王切開(6泊7日)の場合 | 約650,000円 |
誘発分娩 | 20,000円 |
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無痛分娩 | 100,000円 |
LDR利用 | 10,000円/回 |
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301号室利用(シャワー付き個室) | 10,000円/日 |
予約金 + 直接支払制度利用で、退院時の精算は差額になります。
ご実家の近くでの出産は、ご両親をはじめとするご家族のサポートも受けやすく心強いことが多いと思います。しかしながら今まで妊婦健診を受けてきた環境と変化も生じるため、特に初産の方は多少の不安もあると思います。
ご不安があるようでしたらお気軽に当院へお問い合わせください。
当院での里帰り出産をご希望の方は、お早めにお問い合わせください。
切迫・早産、骨盤位等を指摘されている方は、現在かかりつけの医院とご相談のうえ、早めの受診をお勧めします。
母子ともに経過順調で明らかなリスクのない場合、自然の陣痛開始を待ち出産します。
上のお子さんの学校・幼稚園・保育園などの都合や入院中・産後に手伝ってくれる家族の都合などであらかじめ分娩日が決まっている方がよい方には計画分娩を行います。
また、母児に何らかのリスク因子がある場合、万全の体制を整えるため計画分娩にすることがあります。
詳細は健診時にお問い合わせください。
産科麻酔に熟練した麻酔科医による麻酔管理のもと、痛みを感じることなく出産します。
詳細は、当院の無痛分娩についてをご覧ください。
あらかじめ適応がある場合(前回帝王切開・子宮筋腫手術後・骨盤位など)予定帝王切開を行います。
麻酔は無痛分娩も担当する麻酔科医が行うため、術中の痛みは無く術後も十分に痛みを抑えますので、ほとんどの方が翌日には歩けますし回復も早いです。
当院の無痛分娩は原則、計画無痛分娩になります。
厚生労働省・日本産婦人科学会が推奨している
「無痛分娩を行う場合、分娩を扱う医師とは別に麻酔担当医を配置する」という条件を遵守するためです。
何よりも安全が第一という当院の方針からも必要な条件です。
詳しくはこちらをご覧ください。